どうもピサンです。
この前、iPhoneの通信機能が全く使えなくなってしまい、Apple Storeで修理してもらったのですが、そこで起きたトラブルとその対処法について、書いていこうと思います。
povoやahamo（特にpovo）でesimを使っていて、iPhone故障により初期化せざるを得なくなった場合には、参考になると思います！
iPhone故障からトラブル発生
きっかけは階段からiPhoneを落としたこと。思いっきり落としてしまったことで、画面が割れたりはしなかったものの、通信機能が壊滅。Wi-Fi、Bluetoothが使えないだけでなく、esimも sim無し表示になってしまいました。
故障したiPhoneはApple Storeで即日修理いただき、通信機能自体は復活したのですが、初期化によりesimは削除された形となったため、esimを再発行する必要が生じました。
iTunesを使ってiPhoneを復元したところ、私のAppleIDに紐づいたデータは復旧できたのですが、AppleIDにログインをしなければなりません。しかし、AppleIDにログインをしようとパスワードを入れたところ、2ファクタ認証なるものにより、信頼できるデバイスまたはAppleIDに登録している電話番号にSMSをする形式で表示された番号を入力する必要が生じました。
2ファクタ認証についてはこちらのAppleのFAQを確認しましたが、解除方法は他にはない模様。
ここで大きな問題となったのが、信頼できるデバイスというのは、当該AppleIDでログインしたことのあるデバイスとのことで、機種変更のたびに下取りに毎回出してしまっている場合などログインしたことのあるデバイスが初期化したiPhone1台しかない場合には、信頼できるデバイスはない、すなわち2ファクタ認証はこの方法では突破できないということです。。
一方、Apple IDに紐づいた電話番号にSMSを送ってもらう方法については、esimが初期化で飛んでしまい、再発行しなければSMSをそもそも受け取れない状況でした。
紐づいた電話番号はpovoで契約しているところ、povoでesim再発行をするにはアプリから操作を行う必要があります。。なんだと。。。
復元したiPhoneにはpovoアプリのアイコンはあるものの、インストールしようとするとApple IDにログインしてないからできない旨のエラー表示が出てしまいます。
要するに、Apple IDにログインするためにはpovoでesimを再発行する必要があるのに、povoでesimを再発行するためにはアプリインストールのためにApple IDにログインしなければならないという堂々巡りの状態となってしまっています。。
povoのチャットでお問い合わせ
povoはコストカットの観点から、お問い合わせは電話ではできず、有人チャットで行う必要があります。そこでこのような堂々巡りになっているから、esimを再発行して欲しい旨伝えると、サポートデスクからは「esim再発行には本人確認を厳格に行う必要があるため、登録住所地に本人限定郵便でパスワード的なものを送るから、それが来てから手続きを行ってください」とのこと。本人限定郵便が届くまで3日ほどはかかると言われ、それまでについては、Wi-Fiは使えるものの、外での通信はできない状況となることに絶望しました。
特に困るのがライン等の連絡がアプリインストールができないためできないことやSUICAやPASMOなどをモバイルアプリで使っていたため、それらが全て使えず、電車に乗るのも一々切符を買わなければならなくなることで、一刻も早くこの状況を打開するべくネットで色々調べました。しかし、調べれば調べるほど、2ファクタ認証は頑強なものでApple ID自体をアカウント復旧するしかないため（アカウント復旧には2週間程度かかる可能性がある）、povoからの本人限定郵便を待つしかないのではと諦め始めました。
Appleサポートデスクへ電話して解決へ
最後に今回の故障にあたって度々電話をして対応いただいていたAppleのサポートデスクに連絡をして、なんとかならないものか、かなりの粘り腰で聞いてみました。サポートデスクにはこの道のプロとも言えるスペシャリストがいるようで、スペシャリストに転送されました。改めてスペシャリストに堂々巡りとなっている状況について説明をして、どうすれば良いか聞いてみました。
ここで回答された方法は本当に救世主のような方法でした！！以下、私が本人限定郵便を経由するとなくesimの再発行、Apple IDへのログインを行った方法を簡単に記載します。
①Apple IDを別で作成する。Apple IDを作るにあたっては別のメールアドレスとSMSを受けることのできる電話番号が必要となる。メールアドレスはgmailで簡単に作成可能。電話番号はSMSさえ受け取ることができれば良いので、友人や家族に協力をお願いすると良い。
②問題のデバイスの設定を開いて、一番上の「Apple ID、iCloud、メディアと購入」の記載されたところをクリック。そうすると「メディアと購入」というボタンがあるのでそれをクリック。こちらで①で作ったApple IDでサインイン。そうすると、Apple Storeでアプリを入れる際には、新たに作ったApple IDで購入するという設定となります。登録の際にはクレジットカード情報などを求められますが、無料でインストールするだけなので、飛ばしてもらって大丈夫です。
③復元の際にインストール待ちとなっているpovoのアプリアイコンを一度削除。改めてApple Storeでpovoのアプリをインストール。こちらは新たに作ったApple IDでインストールしたこととなります。
④povoのアプリ内でesimの再発行手続き。運転免許証のオンライン上での提出や顔の認証等されられますが、1時間かからずにesimのQRカードが再発行されます。
⑤esimの再発行完了後は、povoのアプリを一度アンインストール。これは新たに作ったApple IDでインストールしただけなので、改めて元アカウントでインストールするために削除します。
⑥Apple IDにサインイン。2ファクタ認証では電話番号にSMSを送る形とすれば、本体にSMSが来るはずなので、それを入力。
⑦先ほどの「メディアと購入」のところをクリックし、②でサインインした新しいApple IDをサインアウト。サインアウトするとこで元々のApple IDで AppleStoreでアプリインストールが可能となります。
以上、これでpovoのesimの場合には、堂々巡り問題を解決することができました。
Appleのサポートデスクの人には本当に感謝です！！
ちなみにahamoは
海外旅行用で使っていたahamo回線ですが、こちらもpovo同様esimが削除されて、再発行をしなければならない状況でした。
正直こちらのパターンの方が厄介です。ahamoの場合にはdocomoストアに行くしか対処法がないそうです。さらにdocomoストアでのahamo関連の相談は3300円がかかるとのこと。私はahamoはサブ回線だったので、解約してもいいから相談料は払いたくないなと思いつつ、とりあえずdocomoストアを訪問しました。
状況を説明すると、docomoストアの人からは「esimを当店で再発行することはできない。物理simの再発行となり、手数料が発生することになる。」と言われました。手数料がかかるのが嫌な私は、それなら解約したい旨を伝えたところ、ahamoから直接解約はできないらしく、docomoの一番安いプランに変更の上、解約という手続きをすると言われました。
一応、ahamoは書面での解約が可能なようなことは調べて把握しておりましたが、面倒なのでdocomoストアでそのまま解約手続きをしてもらいました。なお、ahamoの方がドコモの最安プランより高かったからかプラン変更したことで発生する追加料金はありませんでした。また、ahamoの相談にかかるとされていた3300円の手数料も不要でした。
ahamoの書面解約についてはこちらのリンクを確認ください。
https://ahamo.com/assets/documents/contract_cancell.pdfこんな感じでiPhoneを壊した場合、ahamoはesimの再発行が非常に困難のようですので、今度契約する際には物理simを発行するようにしようと思いました。
終わりに
物理simよりesimの方が手続き楽で即時発行可能な分、このようなトラブル発生に対して非常に脆弱な部分があることを身をもって学びました。
特にpovoを使われている方にはこの記事を読んで即日復旧にトライしてもらえたら嬉しいです。
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